伊勢新聞様に 掲載いただきましたを掲載いたします。
【鈴鹿】三重県の鈴鹿市役所南側広場で21日、キッチンカーによるテイクアウト料理の販売が始まった。午前11時半―午後2時の時間帯で営業する。販売期間は開庁日の6月30日まで。
市観光協会が主催。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に伴う市内飲食事業者支援の一環として、固定店舗を構えることが少ないキッチンカー事業者の販路確保やテイクアウトの拡大により密集空間での飲食の自粛を促し、感染拡大防止につなげることが狙い。
同市国府町の移動販売団体中部ケータリングサービス(市岡庸平代表理事)に加入する市内5事業者が参加。事業者は日替わりで、2台ずつ出店して販売する。
同団体は市と昨年3月に災害時の炊き出し、物資配送協定を締結しており、今回は市が敷地内の一部を提供した。
この日は市岡代表理事の唐揚げを中心に販売するキッチンカーと、同市西条のパン屋ルポッシュのキッチンカーが登場。市職員や来庁者が商品を購入した。
来庁者の梶尾いつ子さん(48)=同市三日市=は「テイクアウトの商品は手軽に購入できるのでいいアイデアだと思う」と話していた。市岡代表は「購入者の要望を聞きながらメニューを変化させていければ。番号札を準備して、離れて待ってもらえるよう工夫もしていく」と話していた。